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執筆者の写真近藤 伸夫

「国民の皆様の声」に質問を送ってみた

厚生労働省のホームページに『「国民の皆様の声」募集』というものがあったので塩に関して二つ質問してみた。

質問①

厚生労働省は、生活習慣病の予防を目的とした「目標量」としてナトリウム(食塩相当量)について、高血圧予防の観点から、18歳以上男性:8.0g/日未満、18歳以上女性:7.0g/日未満などと定めております。しかし、多くの学者によって、高血圧には塩分の影響を受けやすいタイプ(食塩感受性高血圧)とそうでないタイプ(食塩非感受性高血圧)とがあり、高血圧が塩分の影響を受けない人も相当の割合でいることが実証されています。また140/90mmHgをある程度上回る高血圧とされている人でも、元気で長生きしている人も大勢います。それらを無視して十把一絡げにして一日の食塩摂取相当量目標を定めるのはおかしくないですか? 食塩が多い料理を好む人にとって「減塩」「減塩」と吹聴されることはまことに迷惑な話であり、それによってストレスになる人も少なからずいるはずです。ジョージ・メーネリー博士の実験やルイス・ダール博士の調査による高血圧の食塩犯人説は、すでに多くの学者により覆されており、世界保健機構が提唱する「成人(訳注:16歳以上)の塩分摂取量を1日5g未満に抑えれば、血圧及び循環器疾患、脳卒中、冠動脈性心臓発作のリスク低減に役立つ。減塩の主な便益は、それに見合った高血圧の減少である。」などの根拠から厚生労働省が減塩を叫んでいるとすれば、『長いものにはまかれろ』の本性しかみえてこないのです。確かに減塩が必要な方もいらっしゃるでしょうが、そうでない多くの人もいるということを理解していただき、十把一絡げ的な「減塩」提唱のための一日の食塩摂取相当量目標はやめるべきだと思います。やめないのであれば、理由を教えてください。

質問②

世界保健機構によると、「減塩に関する誤解」として・「蒸し暑い日に汗をかいたら食事にもっと塩分が必要」は、まちがいで、「汗をかいても塩分はほとんど失われないので余分な塩分を摂取する必要はない。水をたくさん摂取することは重要。」としています。かたや今年の夏の異常な暑さに対して 報道番組や気象庁では「水分をこまめにとり、塩分もほどよくとりましょう」と言っております。厚生労働省でも熱中症対策として「室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液などを補給すること」をうたっております。世界保健機構のいう『「蒸し暑い日に汗をかいたら食事にもっと塩分が必要」は、誤解』なのですか?


回答が待ち遠しい。




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